卒業生紹介 vol.24

年齢・職歴を問わず、全国各地、海外から花のスペシャリストを目指す人が入学するJFTD学園日本フラワーカレッジ。
花業界で活躍をしている卒業生が学園で過ごした1年間を振り返って、今どう感じているのでしょうか。
「卒業生紹介」では、その月ごとに指名された卒業生から縁のある方にバトンを渡し、次々とつなげていきます。

第24回は、第21期卒業生の角谷 真里奈さんです。
角谷さんのご実家は花店ではありません。しかし、将来花店で働こうという決意のもと、JFTD学園日本フラワーカレッジへ入学されました。どのようなきっかけがあり、また、学園入学をどう決断されたのでしょうか。

それでは角谷さん、よろしくお願いします!!


 友人から、この「 JFTD学園 卒業生紹介 」リレーを回していただき、書き始めるにあたって自分の過去を回想したところ
「まりな、花屋似合うんじゃない?」
という、友人からの何気ない一言が、一生の仕事を選ぶきっかけになったことを思い出しました。
そんな私のように何気なくでも「花屋やってみようかな」と、将来のイメージの中に花屋という選択肢がある方は、ぜひぜひぜひ!JFTD学園に入学申し込みを!!!と、心底思います。
それはきっと卒業生の皆様が感じている事でしょうし、同期入学をした彼と出会い、お付き合いし、そのまま結婚する事になった私にとっては”特に”なのでしょう。気さくな先生方、様々な年齢や出身地の友人と出会い、花業界で働く沢山の方々とJFTD学園という共通点が出来たことは何よりのメリットだと思います。
他にもメリットはいっぱいあるけれど、デメリットはありません!
 私は入学前、大阪に住んでいましたが、実家は花屋ではありません。学園を卒業してその先、花屋へ就職し、果たして東京で一人暮らしをやっていけるのか?なんて、この先考えられる最悪の事態をいくつか想定していました。 しかし、不安よりも先の見えないことに高揚し、ワクワクドキドキする気持ちを抱えて 学園に入学することを思い立ち、即行動。
21期生として入学し、とても充実した1年間の学園生活とその後を過ごす事になりました。

〈 花屋になると友人からお花の注文をしてもらえる事が多く、嬉しい♪これは結婚式のヘアアクセサリーを任せてもらった時の一枚 〉

 学園では、花や植物についての一通りを教えていただきました。
基礎から応用まで幅ひろ〜く。それぞれの分野でとても有名な先生方から教わることができるので、授業が楽しい。
それまで花を触ったことがほとんど無かった為、先生方がおっしゃることにちんぷんかんぷんなこともありましたが、色んなことを吸収しようと、1年間頑張ったつもりです。そして、未熟ながらも花屋に就職しました。
卒業後お世話になった花屋の、根岸「花ふじ」の小幡昌広社長、六本木「ゴトウフローリスト」の後藤尚右社長、花屋としての大切なことをたくさん、本当にたくさん学ばせていただきました。とても感謝しています。 それぞれのお店で共に働いたスタッフ、壁にぶつかったときにいつも助けてくれた学園の友人や先輩方にも感謝の気持ちがいっぱいです。
しんどいときも頑張ることができたのは、色んな話や相談ができる人達が周りにいてくれたから。

 今は、夫の実家である福井県の「フラワーカドヤ」で働きながら子育てに奮闘中です。 子どもはたくさん欲しいし、仕事もしたい!
花屋の大変なところはキリがないけれど、よいところもキリがないほどあって・・・。
わたしは店頭に立ち接客を中心に働いていますが、お客さまが出来上がったアレンジや花束を見て 「わぁ!ありがとう」 と、言ってくださる笑顔を見る機会がとても多く、これは店頭販売における最大の魅力かなと思います。花をもらう人も贈る人も、笑顔になってほしいです。
これからは、少しずつ住み慣れてきたこの福井の地で、皆様から1番愛される花屋になりたい。心を豊かにする花屋だからこそできる、地域貢献もしたい。
そのために、こつこつと自分のペースで頑張ろう。 そんな事を思いながら毎日を過ごしています。

〈 プリザーブドフラワーも手作りのため、当店オリジナルです! 〉

 現在、新型コロナウイルスの感染拡大騒動、真っ只中。
母の日と並ぶ3月の繁忙期に世は自粛ムードの為、イベント、卒業式、送別会のキャンセルが相次ぎ、お花が売れない。そして、それがゴールデンウィーク…母の日まで続きそうで終わりが見えない。
でもでもでも!
こんな時でも、こんな時だからこそお花が売れるように!と、邁進されている同業者の方々がたくさんいて、花業界ってやっぱり心強いんです。いつだって、花のある暮らしを。 花のもつ力を多くの人に知ってもらえるように、一花屋としてこれからも微力ながら励んでいきます!

最後に。
JFTD学園では「私の人生、学園無しでは語れません!」 と言うくらい、濃密な1年間を過ごさせていただきました。だから、私の子どもも大きくなったら学園入学勧めようかな♪ その時は先生方、どうぞよろしくお願いします!笑

〈 福井駅前の”西武のお花屋さん”と親しまれているお店 〉

フラワーカドヤ
〒910-0004 
 福井県福井市宝永3-5-13
TEL :  0776-24-2084

角谷さん、どうもありがとうございました。
同期の方とご結婚されたのですね。 花のお仕事をご夫婦で営まれながら、育児もなさってお忙しい日々。 しかし、とても充実した幸せを感じていらっしゃることが伝わってきました。 お子様も、きっとお花が好きな子になりそうですね!

さて、次のバトンを受け取ったのは、第21期卒業の福原千夏さんです。
現在、どんなご活躍をしていらっしゃるのか楽しみです。

次回もお楽しみに!!

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