カレッジガーデン
日本フラワーカレッジでは、ボランティア活動の授業として近隣の居木橋歩道花壇、また日本フラワー会館花壇の管理を行っています。
居木橋花壇は2005年より「東京ふれあいロード・プログラム」に参加し、東京都の認定を受け活動をしています。
授業では、春と秋の植替えを中心に除草や剪定等の管理作業を行い、日常管理では授業終了後に当番の学生が水やり等を行ないます。
現在、常緑樹や一年草を主体とした花壇から、落葉花木や宿根草を主体とした花壇へ数年かけてリニューアル作業をしています。
すでにコニファー類を20本近く伐採・抜根し、柏葉アジサイやアナベル、オールドローズ、ブルーベリーなどを植えました。
作業を始めて2年が経ち、季節の移り変わりを感じられる花壇へ変わりつつあります。今年の春から初夏には、大きく育ったアナベルがたわわに、冬を越したジギタリスはのびやかに、こぼれ種から育ったオルレアが逞しく、花を咲かせました。
また、今期は『種から育てる』に取組み、5月の授業で一人1ポットアフリカンマリーゴールドの播種を行い、6月の授業で定植しました。
小さな苗を育てるため、水場のない居木橋の花壇へ水を入れたポリタンクをリヤカーに載せ運びます。
花壇を管理していくことには大変手がかかりますが、フローリストを目指す学生にとっては、植物の生育にかかわり、その過程を知ることは、たいへん役立つと考えています。
時々通りかかる方に「きれいですね」「この前を通るのを楽しみにしているのですよ」と声をかけられることがあります。
花壇を通して、日々の暮らしの中に花を感じて頂くことは、花に関わるものとしてかけがえのない喜びのひとつではないでしょうか。
学生の皆さん、水やり頑張りましょう!