ボランティア活動をおこないました

2019年7月25日(木)、東京都大田区の介護老人保健施設「コージーハウスはすぬま」にてフラワーデザイン教室を行いました。授業の一環として行っている活動で、今年で14年目になります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎回いろいろなテーマでおこなっていますが、夏の暑い時期ということもあり、ヒマワリを中心にハーブ類も使用して爽やかでポップなアレンジメント作りを参加者約50名に体験していただきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんと、ここで使用したハーブ類は、学生が管理している花壇で愛情こめて育てているもの。この日のために花壇から摘んできたハーブは新鮮そのもので、香りからもそのフレッシュさがよく伝わってきました。さらに、今回使用したアレンジメントの器も学生1人1人が空き缶を用意し、器として使用できるよう加工を施したもので、手作りならではの温かみを感じられる仕上がりになりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さて、時間が近づくと参加者の方々が続々と会場へ集まってきました。皆さん揃われたところではじめにご挨拶をし、フラワーデザイン教室がはじまりました。学生はまだ、ちょっと緊張した面持ちです。担当講師による指導のもと、学生はアシスタントとして各テーブルについて参加者の方と一緒に、良い作品を作りあげるべく取り組みました。

　花を挿すだけでなく、モールで作った手をつけたり、目を貼ったりすることで、アニメキャラクターや1980年代に流行したフラワーロックのような可愛らしい仕上がりに。手をどんな形に曲げるか、目はどの位置に貼ったらいいかを相談していると、会場はすぐ賑やかになり、明るい雰囲気に包まれました。楽しい時間は、あっという間にすぎてしまいます。作品ができあがったところで最後にお別れのご挨拶をすると、参加者の方から「がんばってー！！！」と、大きなエールを送っていただいたことが大変嬉しく、目頭が熱くなりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
学生からは、「おばあちゃんたちと接して、とても元気をもらいました。花を挿すことによって笑顔になり、会話が弾みました。もっと、いろいろお喋りしたかったです！」「ハーブの香りを一緒に楽しみながらいけました。花壇の水やりは大変だけど、こうして喜んでもらえるとすごく嬉しいです。これからは、花壇の水やりや雑草抜きをもっと頑張ります。」「高齢の方と接したことがあまりなかったので、はじめは不安だったけれど皆さん優しくてよかったです。充実した時間を過ごせました。」「実家にいる祖母のことを思い出しました。花を通してボランティアができたことが嬉しかった。またこういう機会があったらいいなと思います。」と感想を聞かせてくれました。　

学生にとっても花というものの素晴らしさや、教えることの難しさ、また、その楽しさなどを改めて感じとれたようで、普段の授業では経験できない良い機会となりました。ありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　間宮