卒業生紹介 vol.36

　年齢・職歴を問わず、全国各地、海外から花のスペシャリストを目指す人が入学するJFTD学園日本フラワーカレッジ。花業界で活躍をしている卒業生の『今』を伝えてきました「卒業生紹介」、この度、最終回を迎えることとなりました。

　最終回は、第27期卒業生の谷崎好奈美さんです。谷崎さんは高校卒業後すぐに、花店での就職をお考えでした。しかし、JFTD学園日本フラワーカレッジへの入学を決め、上京することに。現在はご実家の花店にお勤めですが、学園で過ごした1年を振り返り、今どう感じているのでしょうか。
それでは谷崎さん、よろしくお願いします！！

　初めまして、JFTD学園日本フラワーカレッジ27期卒業生の谷崎好奈美です。
このブログを読んで、少しでも学園や花店の仕事に興味を持ってもらえると嬉しいです。

　私は、農業高校に在籍していました。その時は、卒業してすぐに花店へ就職しようと考えていました。しかし、3年生の時に出場した全国フラワーアレンジメントコンテストで金賞を受賞することができ、それをきっかけにもっと花のことを知りたい、学びたいと思い、父の勧めもありこの学園に進学することを決めました。

　初めは実家から遠く離れての上京、はじめての一人暮らしで不安も沢山ありました。でも、そんな不安なんてすぐに吹き飛んでしまい、私にとってかけがえのない、とても貴重な1年を過ごすことができました。
学園では、フラワーデザインの基礎から応用まで、実習の授業はもちろん会計学やマーケティング等の座学、いけばなやグリーンコーディネートの他、花の造形等、学園ならではの授業もあり、幅広く学ぶことができます。校外実習では、市場見学や産地見学もありました。初めて見るものや聞くこと、体験することで花の流通や生産の仕組みを理解することができ、とてもいい経験になりました。授業はとても丁寧で分かりやすく、内容の濃いものです。
また、グループワークを取り入れた授業では、仲間と協力することや年間行事の大切さ、楽しさを教えて頂きました。

学園で学んだ内容は、働き出すと本当に必要な事ばかりです。在学時は難しいと感じたことも、頑張って授業を受けていてよかったと感じています。様々な角度から、沢山の刺激を受け、入学した時に比べて1年後には大きく成長できていたかなと思います。しかし、そこがゴールではなくやっとスタートラインに立てたのだと、卒業した時に実感しました。

　学園で得たものは知識だけではありません。今でも悩みの相談や普段あったことを気軽に話せる同期の仲間です。全国から幅広い世代の人が集まる学園は、一言で表すと家族みたいな感じでした。作品について話し合ったり助け合ったり、たまには競い合うこともありました。ですが、そうしてお互いに成長してこれたのだと感じています。ここで出会えた同期との仲は、これからも続いていくと思います。

　卒業後は実家の花店で、JFTD学園第1期卒業生でもある父と、第29期卒業生の弟と一緒に働いています。まだまだ未熟で、学ぶことはたくさんありますが【お客様に笑顔になってもらう】ために毎日頑張っています。
　私達が作る作品に、正解はないと思います。その時、お客様が求めているもを提供できるかどうか、満足してもらえるかが大切。花を贈る方の気持ちに寄り添い、どんな期待にも応えることのできる素敵なフローリストになることが、私の今の目標です。
　学園で学んだことを忘れずに、もっとたくさんの作品を見て感じて、これからも成長し続けていきます！！

株式会社花仁
〒510-0892 　　　三重県四日市市泊村1128-32
TEL　：　059-345-0337

谷崎さん、どうもありがとうございました。
JFTD学園で充実した日々を送られていたことが、よく伝わってきました。これからもご自身の目標に向かい、さらなるご活躍を願っています！

「卒業生紹介」ではこれまで、その月ごとに指名された卒業生から縁のある方にバトンを渡し、次々とつなげてきました。
3年間、ご愛読くださいました皆様、ブログにご協力下さいました卒業生の皆様、どうもありがとうございました！
今後も、また別の新しいかたちで、学園のことを皆様にお伝えしていきたいと思います。

どうか楽しみにお待ちください！