第44回いけばな公募展へ
1974年から始まり、今回で44回目となるいけばな公募展を拝見してきました。流派、年齢、経験、国籍を問わず、無審査、完全公募で、自由な表現をすることのできるいけばな展です。当初から台東区で開催されることが多いと記憶していますが、私も出品させていただいた頃の場所は、東京都立産業貿易センター台東館でした。その場所の大変広い体育館のような床に作品を置くときは、屋根のある野外のような醍醐味もあったように記憶しています。
さてそんな思い出もあり、今回の会場である隅田公園リバーサイドギャリーに出かけました。お天気も良く、墨田川沿いは、浅草雷門付近ほど多くの人であふれているわけでもなく、まさに散歩日和。こちらからは水上バスも出ているので、また乗ってみたくなるようなお天気!水上バスも良いですよ、目的地まで周りの景色や風を楽しむことができます。
事前にJFTD学園講師の松田隆作先生や知人の先生方も出品されることを伺い、拝見しにいきましたが、あら!3名の卒業生も出品しており、それぞれの「らしさ」が見えるような作品に、なぜか(笑)嬉しくなりました。いいですね、年齢、経験、所属も問わない公募展なので、多くの方に混ざり、自分の自由な表現を発表するいい機会だったことと思います。約60名の方の作品を楽しんできました!
コロナが長引きましたが、浅草三社祭も以前のように再開しましたね。外国からの観光客の方が大変多く、活気あふれる浅草でした。(高橋洋子)