Flower Arts Relay Vol.13
花の専門誌「フローリスト」で連載中の【 Flower Arts Relay 】。
誌面を担当した卒業生が、次の号の制作者とテーマを指名します。
日本フラワーカレッジの卒業生は27期生までで約1,500名、その中から担当者と縁のある卒業生が指名されます。
しかし、与えられるテーマについては敢えて苦手なものや、新しく挑戦してもらいたいもの、もっと突き詰めて見てみたいものなど様々です。
また、テーマを読み解くことも大事なこととなります。
第13回目は第13期卒業生の紙谷 充昭さんです。
「はるかのヒマワリ」※は阪神・淡路大震災の年から、人々の手によって受け継がれる復興のシンボルです。現在でも、地元関係者の方々を通して種が全国に広まっています。紙谷さんもこのはるかのヒマワリを活用し、花の持つ魅力を発信されています。
今回のテーマは「冬のヒマワリ」ですが、作品で使用されているヒマワリは、まさに寒い冬の最中でも鮮やかに凛と咲きほこる一輪のヒマワリのように感じました。
そして、タイトルは「すてき」です。
「このページを見ているあなたはきっと花が『すき』。
そんな花にほんの少しの『て』を加える『すてき』な花の物語・・・・・。」
と、紙谷さんは作品タイトルの説明をしてくださいました。
毎回、新たなテーマがうまれる【 Flower Arts Relay 】ぜひご覧ください
※はるかのヒマワリ・・・阪神淡路大震災(1995年1月)で亡くなった神戸市の加藤はるかさん(当時小学6年生)の自宅跡に咲いたヒマワリで、何も無くなってしまった町の空に、次々に咲いた大輪の花はたくさんの人を励まし勇気付けました。
テーマ:冬のヒマワリ
タイトル:すてき
■紙谷 充昭 (第13期卒業)
「フラワーショップこおらん」代表取締役。(愛知県新城市)
環境省主催「みどり香るまちづくり」企画コンテスト優勝(環境大臣賞)
JA青年の主張の部、JA活動実績発表の部、両部門愛知県代表。
ほか、フラワーデザインコンテスト受賞多数。
★フローリストオンラインでは、別アングルからの写真を掲載中です。
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紙谷さんが指名したのは、第12期卒業生の小沢 豊さん。
昨年、広島県はさまざまな災害に見舞われましたが、テニスの花キューピットオープンや、第58回全日本花いっぱい尾道大会も開催された広島県出身の小沢さんへ、エネルギー溢れる「春の芽吹き」をテーマにバトンを渡します。
次回もお楽しみに!