Flower Arts Relay Vol.18
花の専門誌「フローリスト」で連載中の【 Flower Arts Relay 】。
第18回目は第12期卒業生の倉本 順太朗さん。
今回のテーマは「一番好きな花を使って」。作品タイトルは「テマリソウ」です。
倉本さんは20代前半に花のコンテストへ出品しはじめ、その頃からくり返しテマリソウを使い続けてきたそうです。テマリソウが主役として最も美しく見えるのは、今回の作品のように平面に敷き詰めるマス的な使い方だとお考え。風の吹き抜ける草原を思わせるような鮮やかな緑の上に、シポエスカーダのドライが浮いているように見えて幻想的な雰囲気を醸し出しています。
マスにドライ素材のもつラインを加え、シンプルな構造でありながらも見る者の心をとらえます。
毎回、新たなテーマがうまれる【 Flower Arts Relay 】ぜひご覧ください
テーマ:一番好きな花を使って
タイトル:テマリソウ
■倉本 順太朗 (第12期卒業)
「有限会社 クラモト花店」代表取締役 (福岡県田川郡福智町)
九州地方を中心としたコンテストに多数入賞。
2009~2015 フラワーデザイン競技会ジャパンカップ 九州代表
★フローリストオンラインでは、別アングルからの写真を掲載中です。
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次に倉本さんが指名したのは、第8期卒業生の近藤 伸充さん。
佐賀県の近藤さんは、同じ九州のフラワーデザインコンテストで競い合う先輩。近藤さんの作品から、作り手の圧倒的なエネルギーや情熱をいつも感じているそうです。
次回、近藤さんへは「空間を活かして」というテーマが託されました。
どんな花をつかい、空間を活かした作品になるのでしょうか。
次回もお楽しみに!
※ Flower Arts Relay とは・・・花の専門誌「フローリスト」の誌面を担当した卒業生が、次の号の制作者とテーマを指名します。
日本フラワーカレッジの卒業生は28期生までで約1,500名。その中から担当者と縁のある卒業生が指名されます。
しかし、与えられるテーマについては敢えて苦手なものや、新しく挑戦してもらいたいもの、もっと突き詰めて見てみたいものなど様々です。
また、テーマを読み解くことも大事なこととなります。