Flower Arts Relay Vol.36
花の専門誌「フローリスト」で連載中の【 Flower Arts Relay 】。
第36回目は第24期卒業生の加藤 久弥さん。
今回のテーマは「光と影」。作品タイトルは「シュレーディンガーの猫」です。
加藤さんは量子力学の不完全性を説明する思考実験“シュレーディンガーの猫”を、花を使った別ベクトルで表現されました。お正月を意識してポンポン咲きのキクや落ち着いた色合いのダリアなど、和を感じる花材を選ばれています。
建具に貼られた和紙越しにタケの節が透けてみえており、シンプルなタケのラインが花の美しさを一層引き立て、和の空間に凛々しさと華やかさが広がります。
毎回、新たなテーマがうまれる【 Flower Arts Relay 】ぜひご覧ください。
テーマ:光と影
タイトル:シュレーディンガーの猫
■加藤 久弥 (第24期卒業)
「ハナヒデ花園」勤務 (東京都葛飾区)
次に加藤さんが指名したのは、第24期卒業生の森 達郎さん。
同期で、在学中はお互いにデザインや花の生け方などを考えた、よき仲間の森さん。 近くの公園を散策して花の咲き方を見に行ったり、徹夜をして作品の制作を競い合ったりと楽しい時間をともにした思い出があるそうです。
森さんにお願いしたいテーマは「初恋」です 。
次回もお楽しみに!
※ Flower Arts Relay とは・・・花の専門誌「フローリスト」の誌面を担当した卒業生が、次の号の制作者とテーマを指名します。 日本フラワーカレッジの卒業生は29期生までで約1,530名。その中から担当者と縁のある卒業生が指名されます。 しかし、与えられるテーマについては敢えて苦手なものや、新しく挑戦してもらいたいもの、もっと突き詰めて見てみたいものなど様々です。 また、テーマを読み解くことも大事なこととなります。