お茶体験
「お茶花の基本」という授業の一環で、実際にお茶室を訪ね、お茶を体験してきました。
講師は、裏千家茶道・淡交会の山本宗敬講師で、渋谷区松濤にある「松濤庵」にて、3グループに分かれて訪問しました。
お茶室は近代的なビルの中にありますが、中に入ってみると床の間には「一期一会」の掛け軸が飾ってあり、茶釜からはお湯が沸騰しているこぽこぽという音が心地よい雰囲気を醸し出していました。
床の間に飾ってある花入(花器)は「唐物 鶴首花入」、「染付 高砂花入」、などがあり、山本講師の花入と茶花についての説明の後、実際に学生が花を活けました。
少ない本数で、風情よく活けるのは難しく、また普段なかなか手にしない野草は都会っ子には意外と新鮮に見えたようです。
その後、夏のお菓子である「葛焼き」を頂き、和菓子の繊細な甘さを楽しんだあと、いよいよお茶を頂きます。
人数が多いので、事前に点ててあったお茶を頂いたのですが、本格的な抹茶を頂くのは初めての学生も多く、ひとつずつ種類と絵柄の違った茶碗をじっくりと見ながらお茶を堪能しました。
40分程の短い体験で、お茶の全てを理解することはできませんでしたが、日本文化のひとつを体験できたことはとても有意義なことだったと思います。