花供養
5月21日、日曜日の昼下がり。花供養が行われるときき、世田谷区の九品仏駅
からほど近い浄真寺へ行ってきました。
この日、東京都は真夏日となるほど暑くなったのですが、330年以上の
歴史があるという境内は豊かに茂った新緑が眩しく、風も心地の良い空間でした。
毎年行われているという花供養は、いつも私達に癒しや元気を与えてくれる花へ
感謝をこめて、戦後から続けられているそうです。
厳かな鐘の音が鳴り響き、本殿で供養がはじまりました。
僧侶による読経が上げられるなか、花に携わる仕事をしている方々が奉納されて
いる花々に感謝の気持ちをこめて献花が行われ、その後、花供養に参加されてい
る花店の方が制作し、たくさんの花で美しく飾られた花供養塔でお線香をあげま
した。また、花供養を終えた花々は地域の方々へ配られました。
お花をいただくため、境内には長蛇の列ができていたのですが
「これが毎年、楽しみでね♪」
という声もあり、常連の方も多いことがうかがえました。
私も百合の入った豪華な花束をいただくことができて、ますます上機嫌!
花供養を終えて、自宅でその花束をいけていると百合の香りが部屋に漂い、
普段なにげなく花に接していることも多かったのですが、
こんなに潤いを与えてくれているのだと改めて感じ、感謝をしました。