産地見学

6月4日(水)、校外研修産地見学を行いました。

前日まで天気が悪く、雨の中での研修になるかと心配していましたが、当日は18期生の想いが通じたのか晴れてよい研修日和となりました。

最初の見学先は、東京農業大学厚木キャンパスでバイオテクノロジーの中でも遺伝子を扱うニューバイテクの研究室を見学しました。
植物を小さな試験管で栽培する「インビトロ開花」の研究や、光源(赤・青・緑)の種類によって、植物の生長がどう違うのか?という研究を見学しました。

また、農場試験場では、シクラメンやスイートピーの栽培方法のレクチャーを受け、実際にどう植物を育てて出荷するするのかを見て回りました。

お昼をはさんで、場所を秦野市へ移動し、胡蝶蘭を栽培している森洋蘭さんへ伺いました。
温室の中は胡蝶蘭が生育しやすいうように温度・湿度を高めに設定しているので、蒸し暑く汗をかきながら説明を聞きました。
生産者の方が、胡蝶蘭は温度管理が大変で、そのために気温が低いときは重油でボイラーを焚くのだが、最近の原油高によって、採算が合わなくなってきているとおっしゃっていたのがとても気になりました。
帰り際に、胡蝶蘭の花が咲いている苗をプレゼントしてもらいました!
ありがとうございます!!

続いて、花壇苗を主に栽培、出荷している「五領ヶ台ガーデン」を見学しました。
ここでは、現在 ガーデンシクラメンやアスター、インパチェンスなどの苗を大規模に栽培しており、ガラス温室が敷地内にたくさんありますが、機械化され少人数で運営している点に学生は驚いていました。

最後に石井バラ園、鈴野バラ園を見学しました。
ふたつのバラ園は異なった栽培方法をしており、石井バラ園は昔ながらの土耕栽培、鈴野バラ園はロックウール栽培(水耕栽培)をしています。
どちらの栽培方法が一番良いのかは、それぞれの生産者の考え方によりますが、共通して言えることはバラをいい状態で出荷し、お客様に喜んでもらえることを第一に考えていることでした。

産地見学を終えて、ある学生が「今まで店先に並んでいる花や鉢物が、市場から仕入れて店先に並べるだけのものとしか考えていなかったが、生産者が思いを込めてつくった愛情ある商品であることが分った」と話していたのが印象的でした。

見学先

 ・東京農業大学厚木キャンパス
 ・FOREST NURSERY  森洋蘭
 ・五領ヶ台ガーデン
 ・石井バラ園
 ・鈴野バラ園

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