オレンジ色のパプリカを描く
暑い夏がようやく過ぎ、秋の空気を感じる季節となりました。芸術の秋・実りの秋ですね。
さて先日から、「花のデッサン」の授業が始まりました。
まず第1回目のモチーフは、花ではなく秋によく似合うオレンジ色のパプリカ。つやのある質感と、“まるみ”や“くぼみ”のある形、なかなか難しそうです。
授業は全10コマあり、モチーフを変えながら水彩絵具で色々な表現を学んでいきます。今回は、光と影のつけ方も学びました。
デッサンは、フローリストにとって、お客様に装飾のイメージを伝える大切な手段の一つでもあります。
また、観察力を養うことにも役立ちます。構図の取り方からはじまり、鉛筆でのスケッチ、画用紙・絵具の特徴、筆の使い分け、色ののせ方、水の量など、講師の丁寧な指導のもと描いていきます。
「小学生に戻ったみたい!」と楽しそうに描く姿、「思うようにいかない・・・。」と困った表情の学生。皆様々ですが、モチーフに送る視線は真剣そのもの!
「細かく描き込みすぎず、画用紙に自然に色がにじんでいく力も借りて。」と講師のアドバイス。
色を乗のせすぎた余分な色をティシュペーパーに吸わせたり、また少しずつ色を重ね、影をつけ、と筆を進めていくうちに、それぞれの個性が表現された、素敵な作品に仕上がっていきました。
みんな、なかなか上手!!
絵を描くのが好きな学生も苦手な学生も、きっとデッサンの時間が楽しくなることでしょう。楽しく学べるっていいですね。(大喜多)